海外で働くメリット・デメリットを整理しよう

「海外で働く」「海外で働いた経験がある」と聞くと、なんとも良い響きがしませんか?(私はそう感じるタイプです笑)

海外で働くことには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。自分の経験値が格段に上がるので、筆者は海外で働くことを断然オススメしますが、高ぶる気持ちをちょっと抑えて一度じっくり考えてみてほしいと思います。メリット・デメリットは渡航する方の年齢、年齢、キャリア、環境などによって異なりますが、みなさん多かれ少なかれ犠牲を払いながら海外で頑張って仕事をしています。

ちなみにこれらは仕事をしなくても、海外留学やワーホリでも同じことが言える気がします。

ここでは20代後半~30代前半でドイツでの会社員とフリーランスを経験した私が感じたメリット、デメリットをざっくばらんにお伝えできればと思います。主観も入っているので、この記事を参考に、海外行きを迷っている方はご自身のメリット・デメリットを整理してみてはいかがでしょうか。

メリットは多いに楽しみ、デメリットはできるだけ回避する手段をみつけて、いざ海外に飛び出しましょう!

住む国によって言語は異なりますが、ここではわかりやすく現地の言語=英語 書かせていただく場合があります。

目次

海外で働くメリット

海外で働くメリットは以下の通りです:

語学力がアップする
異文化体験を通して成長できる
キャリアチャンスが広がる
貴重な人脈ができる
為替メリットがある

1. 語学力がアップする

海外で働くことで、英語やその国の言語を実践的に使う機会が増えるため、語学力が格段にアップします。

最初の面接や給与交渉から始まり、仕事中にメールや社内文書を読んだり書いたり、顧客対応をしたり、上司と面談をしたり、同僚とおしゃべりしたりと、1日中どっぷりと英語漬けの生活をすることになるためスピーディに英語力を上げることができるでしょう。そして仕事は失敗が許されないので、甘えを捨ててどうにか英語を頑張ろうという意識も自然と高まります。

ビジネスでは敬語を使うことが多いので、語学学校や教科書で習うような丁寧な英語が上達するのはもちろんですが、同僚などと積極的に交流していけばスラングやその地域特有の言い回し(方言)なども習得できます。

意外なメリットとしては、日本語も一緒に上達できる場合もあるということ。日本人が雇われる=日本に関連する企業やお店が大半のため、日本絡みの仕事がかたっぱしから回ってきます。そして日本語のプロだとみなされるので、「これって日本語で何ていうの?」「日本のお客さんからクレーム入ってるんだけど対応して」「お礼状を書きたいから日本語で書いて」「ウェブサイトを日本語訳して」などなど日本語業務が舞い込んできます。もちろんビジネス日本語を使わなければならないため、意外と日本語力がアップすることがあります。

ただし、もちろん海外に住むだけで自動的に英語が話せるようにはなりません。あくまで本人の努力が必要ですよ!

私はドイツ語力はもちろん、外国人の友達とはいつも英語で話していたから、英語も一緒に上達したよ!

リスの友達は、アメリカで中国人のお客さん相手に仕事してたから、英語はもちろん中国語もマスターしたって言ってたなぁ。

2. 異文化体験を通して成長できる

買ったものを堂々と返品しクレームを入れるのも当たり前のアメリカ、有休に入った社員の担当案件で何かトラブルが起こっても「帰ってくるのは3週間後なので待っててね~」とはっきり言っちゃうドイツ、上下関係が厳しい韓国、時間の流れがゆったりしすぎて1時間遅れは覚悟のラテン系の国やアジア、男性優位社会のイスラム系の国などなど、いろんなお国柄がありますが、日本と異なる文化・マインドを持つ国の人たちと一緒に働くのは想像以上に大変です。はっきり言って苦労の連続です。でも同時に新しい発見も多く、楽しい経験もたくさんできます。

異文化経験をすると、器が広く、ちょっとしたことでは動じない自分になれるのですよね。そして視野が広がって「普通」という自分の中でのスタンダードがかなり広がります。気づかないうちに自分が鍛えられていて、ぐっと成長できますよ。

3. キャリアチャンスが広がる

海外での勤務経験がある方は、英語力があり、異文化の中でも働ける根性があり、コミュニケーション能力が高い人物だとみなされます。ですので、特に海外との取引が多い日系企業や外資系企業への就職のチャンスが高くなります。これは大手企業だけではなく、中小企業やスタートアップにも言えることです。

あまり海外経験ばかりをちらつかせると「アイツ海外かぶれだなー」と煙たがられてしまうので注意が必要です!しかし上手く経験をアピールできれば、確実にあなたのポイントはアップしますよ。これまで手が届かないと思っていた企業も、海外勤務経験がプラスされれば、近づけるかもしれません。

4. 貴重な人脈ができる

海外で働くと、驚くくらいに人脈が広がります。現地に住む人たちと知り合うのはもちろんのこと、世界中からその国に集まる人たや、同じ志を持った日本人と知り合うチャンスも多くあります。

自ら望んでその国にやってきた人たちって、やはり似たようなバックグランドや思考、性格の持ち主が多いのでしょうね。自分と似たタイプの人に出会える確率がとても高い気がします。また日本人でも外国人でもそうですが、異文化にもまれながら一緒に同じ国で頑張ってきた同志って、生涯の友達になれるんですよね。実際、私が人生で長く付き合っている友人の多くは海外で出会った人たちです。

駐在員が多く赴任している地域の場合、日本人会や様々なイベントなどを通して年代・業界を超えたつながりができるチャンスも多いですよ。そういう方たちから仕事を紹介してもらえたり、会社に誘ってもらえたりなど今後のキャリアにつながるチャンスもあるものです。あとはLinkedInのようなビジネス系SNSを上手く活用すると、さらに人脈を広げていくことができますよ。

特にフリーランスで働く場合は、いつだれから仕事をもらえるかわからないので、人脈作りはとても重要!

5. 為替メリットがある

円安の時に海外で仕事をすると、もらえる報酬が日本の2倍、3倍なんてことがあり得ます。この記事を書いている2024年2月はまさに円安真っ只中なので、海外で得た給料で日本に戻ってくると、ものすごく得した気分になると思います。反対に円高の時は、日本円からドルなどにお得に換金できたり、海外で安く購入した物を日本向けに安く販売できたりします。工夫次第では円安、円高を上手く使って恩恵を受けることが可能になります。

ただ一つ気を付けたいのは、報酬が高い国は物価もそれ相応に高いので、多くを貯金するのは簡単ではないこと。円安の今はよく、海外では日本の〇倍の給料をもらえるよ!などと報道されてますが、日本に持って帰って換金しないと恩恵を受けられないですし、いかに現地で生活費がかかるのかということは触れられないんですよね…誤解しないようにですね。

アメリカとかだと外食時にチップを払うから、ものすごく高くなるよね…

本当そうだよね。日本のようにワンコインで食べられるレストランはなかなかないもんね。あと自炊するにしても、日本やアジアの食材を買うとどうしても高くついちゃうよね(涙)

海外で働くデメリット

さて、ここからは海外勤務をする上でのデメリットと、考えられる回避法を見ていきましょう。

ビザ問題や法的制約がある
言語の壁がある
ストレス・ホームシック
職歴にブランクができる可能性がある

1. ビザ問題や法的制約がある

多くの国では、外国人が働くための法的な制約があります。たくさん働きたいのに決められた時間数しか働けない、就ける職種が決まっている、資格が必要などのルールがある国もあります。そしてアメリカのように就労できるビザの取得難易度が非常に高い国もあるため、確認する必要があります。

ビザについての情報は外務省のホームページに詳しく記載されていますので必ず確認しましょう。

解決策

  • 就労可能なビザの取得難易度が低い国を選ぶ
  • ワーキングホリデービザを有効活用する(年齢制限あり)
  • フリーランスビザを使う

2. 言語の壁がある

海外勤務を長くすると語学力は格段にアップしますが、帰国子女やよほど英語に慣れている方でない限り、やはり最初は苦労します。日本語で仕事を覚えるのも大変なのに、それにプラスして慣れない言葉を使って、現地人と一緒に、ミスなく仕事をこなさなければならないのですから。採用されたら「英語は母国語じゃないので、失敗しちゃった~許して(笑)」なんて言えるわけはないですよね。仕事を始めるまでにも履歴書の作成、仕事探し、面接と乗り越えなければならないハードルがいくつもあり、無事に仕事に採用されてからもお客さんや同僚とのコミュニケーションが上手くいかないケースが多々あるでしょう。同時に日本語も使わなければどんどん下手になってしまいます…(涙)

解決策

  • 日本食レストランや日系企業など、日本語を使える仕事を選ぶ
  • なるべく日本で職務経験のある仕事に就く
  • 語学学校などで語学スキルの底上げを行ってから仕事を探す
  • 苦労をしなければ語学力はアップしない、という強い気持ちを忘れない
  • 「あの子英語は下手だけど、なんかCoolだよね!」と言ってもらえるようにキャラで勝負する

3. ストレス・ホームシック

異文化の中で働くことは最初は新鮮で楽しいものですが、時間とともに文化の違いがストレスになってくる場合も。また家族や友達から離れて暮らすことで、ホームシックになってしまう人も少なくありません。

現地でなかなか友達ができない、言葉が上達しない、食べ物が体に合わない、外が寒くて暗くてどんよりしている…などなど、一度ストレスに感じることがあると周りのすべてがストレスに感じてしまい負のスパイラルに陥ってしまいます。そうなる前に発散してリセットすることが大事です。

解決策

  • 日本食やアジア料理を食べてリラックス
  • 現地の日本人と交流する
  • LINEなどの無料テレビ電話を使って、日本の友人や家族と話し、気持ちを落ち着ける
  • 自分が好きだと思うことを思いっきりする(運動する、楽器を弾く、料理をするetc…)

初めて海外に行く日本人によくあるのが「私は絶対に日本人同士ではつるまないぞ!」と、現地の日本人との交流を一切遮断すること。つるみすぎ、日本語の話し過ぎはもちろん考えものですが、適度に日本人の友達と交流することでメンタルが保てますし、いざという時に助け合えるというメリットもありますよ。

4. 職歴にブランクができる可能性がある

海外での仕事が既に決まった状態で渡航するのであれば問題なしですが、現地に行ってから職探しをする場合はどうしても職歴に穴が空いてしまいます。海外の企業や日本の外資系企業、若い人材の多い企業など、職歴のブランクをあまり問われない場合もありますが、それでも空白の時間に何をやってきてどのようなスキルや経験を身に着けたか説明できるようにしておくと良いですね。

解決策

  • 日本にいるうちに現地の仕事探しを始める
  • 語学学校に通う、インターンシップに参加するなど、何もやってない期間を作らないようにする
  • 職歴ブランクを気にしない企業に就職する

まとめ

海外で働く上で考えられるメリット・デメリットをご紹介しました。住む国や職務経歴、性格、語学力などによってメリットがもっと多い方もいれば、デメリットの方が多い方もいるかと思います。それでも良いことばかりではなく、デメリットとそれに立ち向かう自分の姿をきちんと想像してから海外に行くと、万が一何か起きた場合でもそれほどダメージに感じず、上手く対処できるものです。

海外に行きたい!と思ったら、ぜひ一度時間を作って、ゆっくり考えてみてくださいね。

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