このブログを読まれている方の中には、海外で駐在員として働きたいと考える方も少なくないのではないでしょうか?実は筆者もかつてはその一人で、どうすれば海外駐在員になれるのかよく考えていたものです。
駐在員になるにはいくつかの方法があるのですが、これから詳しくご紹介していきたいと思います。
海外駐在員とは?
まずそもそも、海外駐在員とはどのようなポジションなのでしょうか?
海外駐在員とは、日本の企業に所属しながら、海外の支店や現地法人(その国に登記された法人)に一時的に海外転勤する社員のことを指します。
特定のプロジェクトで数か月間とごく短期間赴任する人から、2~3年赴任する人、10年以上も赴任する人など様々です。一般的には赴任時に任期が決まっている場合が多く、任期が終わると日本に戻るのが一般的ですが、中には任期後にさらに別の国に赴任させる会社もあります。職種も営業からコンサル、技術職、管理職まで様々です。
駐在員になるために求められるスキル
専門性: 海外駐在員になれるのは会社でもほんの一握りの人たちですので、倍率は高め。ですので、自分の専門分野でスキルや知識を高めたり、資格や認定を取得したりすることでアピール材料を増やしましょう。
英語力: 海外で働くためには、英語力は必須です。ただし業界や現地でのポジションによって、ネイティブ並みの英語力を求められる会社もあれば、現地社員とコミュニケーションがとれるレベルの英語力でもOKという会社もあります。さらには、赴任する国の言語スキルが求められる場合もあります。
異文化への理解: 異文化を理解は、海外での仕事で非常に重要です。駐在員の多くは海外で現地社員をマネジメントするポジションに就くことが多いため、現地の文化や慣習、人の考え方などを理解し、柔軟性を持つことが求められます。
国際的な経験: 留学経験や海外でのインターンシップ・プロジェクトなどの海外経験があるともちろん有利です。しかし、語学力や海外経験よりも実務スキルを求める会社も多いため、海外経験がないからといって諦めてはいけませんよ!
どうすれば駐在員になれるの?
まずは日系の大手グローバル企業(海外支店を持つ企業や海外展開する企業)に就職し、数年経験を積んだ後に駐在員募集に応募する(または優秀な人材だと認められて辞令を出してもらう)のが一般的なルートです。東洋経済の「海外勤務者が多い会社トップ200ランキング」を参考にすると、どういった企業に就職すれば海外勤務ができるのかという参考になります。
まとめてみると、下記のような企業タイプになります:
・大手総合商社
・自動車メーカー
・電機メーカー
・メガバンク
・国際関連の独立行政法人
・専門商社
・運輸
・プラント業者
駐在員になる近道
近道、というと語弊があるかもしれませんが、筆者なりに考える海外駐在員になりやすい方法はあります。それはズバリ、上記している「なりやすい方法」の逆を行くことです!
大手グローバル企業をあえて狙わない
駐在員になりたいと考える人たちの多くはまず、上記したように大手総合商社、大手メーカー、銀行あたりの日系グローバル企業を選びます。もちろん、そういう会社に就職すると、駐在員としてだけでなく、出張でも色々な国に行くチャンスに巡り会えるので間違いありません。しかし、そういった大手グローバル企業には新卒採用の時点から優秀な人材が多く集まります。高学歴&語学堪能な人材が新卒入社して数年かけて仕事を覚え、経験を積み、その中から選ばれた優秀な社員が海外駐在員として選ばれる。倍率が高いのは簡単に想像できますよね…。
それであれば、あえてそういった企業は外せばいいんです。どこかの国や商材に特化した小規模な専門商社だったり、今は無名でも今後海外展開できそうなスタートアップだったり、英語が得意な人が少なそうな会社を探したりと、無名で小規模な企業に就職して目立った方が海外勤務のチャンスが訪れたりするものです。
他にも、日系の旅行会社やスーパー、アパレル、ITなどでも積極的に海外駐在をさせている企業はあります。王道のルートをあえて外して、新しい目線で就職先を探すと「ココだ!」という企業に出会えるかもしれませんよ。

最近だと某100円ストアがものすごい勢いで海外展開していたりしますよね!ここまで海外から注目されるとは、設立当時には誰も考えていなかったのではないでしょうか。きっとこれからもそういう企業が増えていくと思いますよ。
海外と一見関係なさそうな日本企業を狙う
たとえば日本の伝統工芸品を扱うお店や工房、高い技術力を持つ町工場、着付けや華道・茶道を教えるお店、和食レストランなど。挙げるとキリがありませんが、町の小さなお店や会社などでも、日本特有の技術や文化を海外展開をしたいと考えている場合があり、そういうお店や会社に就職すると海外出張のチャンスが回ってくる場合があります。そしてビジネスが軌道に乗れば、いずれは駐在という形で海外に出してもらえるかもしれません。大手企業と比べ、なかなか人材確保ができないと悩んでいる場合があり、たとえ英語力がそこまでなくてもやる気があれば海外進出を手伝わせてもらえるかもしれませんが、可能性は十分ありますよ。
筆者はよくドイツで見本市の通訳サポートをさせていただいてたのですが、まさに上記のようなお店や企業が日本からはるばるドイツまで訪れブース出展していました。そういう仕事をしていなければまず知ることのなかったようなお店や企業ばかりです。そして見本市を訪れたバイヤー達は非常に興味を持って商談が進み、その後海外とのお取引も増えたと聞いています。
こういう小さなお店やホームページを持っていなかったり、広告なども出していなかったりで見つけるのが難しい場合もありますが、だからこそ競争相手も少なく、大きなチャンスが眠っているかもしれません。
外資系企業を狙う
海外駐在員は日系企業の海外支店に派遣される、というイメージが強いですが、「駐在員」にこだわらず「海外勤務」という形も視野に入れているのであれば外資系企業もチャンスはたくさんあります。会社によっては駐在員並みの手厚い手当や福利厚生をつけて海外に派遣させてくれる企業もあるので要チェックです。
最近よく見るのは、海外発のグローバル企業が毎月イントラネットなどの掲示板に各支店の空きポジションを掲載していて、そこに優先的に応募できるというタイプですね。大体は「勤務年数〇年以上、要英語力、〇〇〇の職務経験があること」といったような要件があり、それに当てはまれば日本の人事経由で履歴書を出し、1~3回面接(オンライン含む)をする流れが多いようです。
注意点として、このタイプの採用は海外での現地採用と同じで任期が決められていないので、今いる日本の支店に帰って来れる保証がない=片道切符になる可能性が大きいということです。ずっとその国で住み続けたいのであれば問題ありませんが、何年か経験を積んだのちに日本に戻って来たいのであれば、きちんとその後を見据えて応募しなければなりませんね。
もし一定期間のみ海外で働きたいのであれば、海外留学生や研修生のような形で1~2年間、社員を海外に派遣する制度を設けている外資系企業も多くあるので、ぜひチェックしてみてください。



外資系企業の採用ページやホームページを見ても、あまりそういう情報が書かれてないよね。そういう制度がある企業自体、少ないのかな?



大々的にアピールしていないだけで、けっこう多くの外資系グローバル企業はやっている制度だと思うよ!私が以前勤めていた外資系のホテルでもIT企業でも交換留学制度があったしね。口コミとかで検索すると情報が出てくるのかもしれないね。
一番王道!転職エージェントを使う
中途採用で駐在員になるのは簡単ではありませんが、転職エージェントを上手く利用すれば、その可能性はぐっと高まります。転職エージェントとは、転職を検討している方と採用を考えている企業の間に立って、転職成功を支援するサービスです。転職エージェントは数多くありますが、その中でも外資系企業に強いエージェントや、海外展開する大手企業を多く扱っているエージェント、または駐在員として海外に行ってくれる人材を直接探しているエージェントもたくさんあります。また、転職サイトや企業の採用ページには掲載されていないような非公開求人でもエージェントを通してのみ紹介してもらえる場合もあります。
転職エージェントを使った仕事探しのコツは、複数のエージェントに登録しておくこと。企業によっては、いつも決まったエージェントを使う場合もありますし、上記のようにエージェントによって得意な業界や得意な職種が違います。また、海外求人を多く扱うエージェントもあれば、日本国内での勤務から始めて将来的に海外勤務できる可能性のある求人を扱うエージェントもありますし、英語を活かせても海外勤務のチャンスが少ない求人を扱うエージェントもあります。いろいろと見比べてみるのが大切ですね。
利用者は無料で登録できるので、まずは気になったエージェントにいくつか登録し、職務経歴書をアップし、なるべく多くのコンサルタントと面談してみましょう。コンサルタントとの面談を通すと、自分がどういう業界から求められているのか、自分の本当の強みは何なのか、相性の良い業界や企業はどういうタイプなのかなどを整理することができるため、よりマッチ度の高い仕事を紹介してもらえます。また履歴書の書き方をアドバイスしてもらえたり、面接に通るポイントを事前に教えてもらえたりなど、無料でここまでしてもらっていいの?!というサービスを受けることができますよ。
東京や首都圏にお住まいでない方も、オンラインや電話で対応してもらえることがほとんどなので、まずは積極的に問い合わせてみましょう。
必ず登録したい!海外駐在員の夢に近づける3つの転職エージェント
JAC Recruitment(JACリクルートメント)


外資系企業や海外に進出する企業など、ハイクラス・ミドルクラスのグローバル転職に強い転職エージェント。実際に筆者の知人もJACで外資系企業への転職に成功し、日系企業にいた頃よりも数百万の年収アップと数多くの海外出張を叶えたと喜んでいました(ちなみにその知人は英検3級レベルです)。1988年より日本で転職サービス支援をしている企業ですが、昔から「グローバル企業に転職するならここ」と外資系企業に勤務していた頃は先輩方から必ず聞いていました。
求人は大手からベンチャー企業、業種も管理部門や営業、事務、エンジニアなどのスペシャリストまで豊富に扱っています。総勢400名の在籍コンサルタントは各業界での実務経験がある人たちばかりで業界の実情に精通しており、またコンサルタントが求職者と企業側両方のコンタクトパーソンになっているため、会社の社風や雰囲気、求人をしている理由などまで詳しく教えてもらえるのでミスマッチが起こりづらいのもポイントです。
新卒でいきなりトライするのは少々ハードルが高いですが、数年の社会人経験がある方であればまず登録しておいて損はないエージェントです。また英語力は必須ではありませんが、英語力がある場合にはより条件の良い仕事を紹介してもらえますよ。東京、東北、北関東、横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、中国、福岡のオフィスでキャリア面談をしてもらえますし、もちろん遠方の場合は電話相談も可能です。
Robert Walters (ロバート・ウォルターズ)


こちらもJACリクルートメントと同様、グローバル転職をしたいなら外せない転職エージェントです。昔から外資系や日系グローバル企業で転職したいなら、JACリクルートメントとロバート・ウォルターズへの登録はマストだ、と外資系勤務していた頃の先輩方から言い伝えのように聞いてきたので(笑)そのままこちらでもお伝えさせていただきます!既に外資系企業で働いている人でも、更なるキャリアアップや年収アップを狙ってこっそり登録しながらヘッドハンティングを待っている人もけっこういたりします。質の高い外資系求人や英語を使った仕事の紹介をしてもらえると評判が高いエージェントですよ。
ロバート・ウォルターズは東京と大阪にオフィスを構え、20年以上日本で転職サービスを提供している外資系エージェントで、30の海外拠点を持っています。英語を活かせる求人を中心に紹介しているので、ビジネスレベルの英語力があるとよりレベルの高い案件を紹介してもらえるでしょう。英語力に自信のない方だと案件数は少ないかもしれませんが、ポジションによっては英語力よりもスキルを重視する職種もあるので、多少でも英語ができるのであれば積極的に問い合わせしてみましょう。
45以上の業界に精通した日英バイリンガルのコンサルタントがおり、自分の希望にあった業界担当に相談することが可能です。扱っている企業のサイズは大手からベンチャー、中小企業まで様々で、また正社員だけでなく派遣社員や契約社員など様々な雇用形態の仕事紹介をしてもらえます。
en world(エンワールド)


転職サイトの「en転職」でおなじみ、エン・ジャパンのグループ会社。日本企業でありながら27か国以上の国籍の社員で構成されているグローバル企業です。英語力を活かしたハイクラス転職をサポートする転職エージェントで、年収800万円以上の外資系や日系グローバル企業への求人を常時10,000件以上保持しています。日系グローバル企業や大手外資系企業の非公開案件を多く持っており、登録しておくとマッチした求人を頻繁に紹介してもらえます。上記2つの外資系エージェントとは違い日系のエージェントなので、初めて転職エージェントを利用する方はより気軽に利用できるのではないでしょうか。またエンワールドは日本国内にある約9割以上の外資系企業と取引をしているので、転職サイトなどで見つからない外資系企業の優良案件に出会える確率が高くなります。
正社員の転職支援だけでなく紹介予定派遣も多く紹介してもらえるのがポイントで、特にグローバル人材の派遣に力を入れています。筆者もここで派遣先を紹介してもらった経験があるのですが、自分で直接履歴書を出してもまず通らないような大手アメリカ系IT企業でのお仕事をかなりな高時給と好条件で紹介していただくことができ、本当に驚きました。語学力に自信のある方でまずは派遣として挑戦したいという方や、育児や介護など家庭の事情でフルタイムで働けない方に強くオススメしたいです!経理関係や契約周りは日本人のサポートスタッフに対応してもらえて安心でしたし、eラーニングを受けて時給が支給されたり、定期的にフォローアップコールがあったりとサポートも充実していて安心でした。
英語力に自信のない方は日本人コンサルタントにお願いすることも可能ですし、英語案件が多いものの日常会話レベル可のケースもあるため、積極的に問い合わせてみることをオススメします。
駐在員として働くメリット
海外で働くメリット・デメリットについては別の記事でご紹介しました↓


ここでは上の記事で記載した語学力アップや人脈ができるなど以外の、「海外駐在員として」海外で働く上でのメリットとデメリットをご紹介しますね。
- 金銭面でメリットが大きい
- 責任の高いポジションを経験できる
- 今後のキャリアにつながる海外経験が積める
1. 金銭面でメリットが大きい
現地採用で働く人も海外駐在員も、傍から見るとなんら変わりはありません。しかし、現地採用と駐在員では給与にかなり大きな差があるのです!
現地採用の場合だと現地での給与水準によって給与が支払われます。しかし海外駐在員の場合だと給料は日本法人から支払われますので、日本の給与水準となります。勤続年数に応じて昇給することが多い日系企業の場合、もともと高いベース給料にオントップで、手厚い海外赴任手当、治安の安定しない国の場合ハードシップ手当、さらには会社によって住居費用補助や子供の教育手当など諸々の福利厚生がついてきます。所得税や住民税も会社に負担してもらえます。
相場的には、海外駐在員の年収は、国内に対して額面で約1.5倍、手取りが約1.8倍と言われているそうですよ。もちろんその分仕事は大変ですが、それでもこの金銭面メリットは魅力的ですね!



海外は普通に生活すれば物価が安いし、会社が色々と払ってくれるから、お給料はほとんど貯金に回したよ~♪なんていう羨ましい話もよく聞きますよね。
2. 責任の高いポジションを経験できる
多くの場合、海外駐在員は支店長やマネージャー、プロジェクトリーダーといった責任の高いポジションで派遣されます。大勢の現地従業員を統括する機会が増えるため、自然とマネジメント能力が向上します。しかもそれを異文化で、英語(または現地の言語)で行うのですから、仕事のハードルは高いですが自己成長のスピードは早い成長スピードでしょう。
3. 今後の昇進・キャリアにつながる
海外駐在を経て得られる、英語を使って大勢のスタッフをマネジメントしたという経験は、明確にその後のキャリアアップに繋がるでしょう。海外駐在で得た経験により、現地の事情を把握できる人材として会社内での価値が高まりますし、駐在経験はリーダーシップ能力を示す証拠となります。そして、海外駐在を経験した人々は、幹部候補としてエリートコースを進むことが一般的です。
また海外での経験があると、国際的なプロジェクトやミーティング、任務への参加機会が増えます。これが更なるキャリアアップや新しい挑戦への道を開くでしょう。
転職市場においても、海外駐在の経験を積んだサラリーマンは希少であり、特に海外進出を目指す企業からは重宝される傾向があります。
海外駐在員のデメリット
- 残業が多く休みが少ない
- 赴任先や任期は選べない
- 必ず語学力が上がるわけでではない
- 現地社員と駐在員の板挟みになることも
残業が多く休みが少ない
欧米なんかだと有給休暇が長くて、丸一ヶ月バケーションに行って…なんて華やかなイメージがありますよね。実際に駐在員だった人たちに話を聞いてみると、実際は有休が多くあっても、なんだかんだで休めないというのが本当のところのようです。もちろん強制ではないようですが、現地が祝日でも日本が営業日の場合だと、日本人駐在員は結局日本に合わせて仕事をしてしまうことが多いのだとか。業務時間に関しても同じで、やはり日本の営業時間に合わせて働くことになるので残業が増えてしまうようです。
また日本からお客さんや上司が来ていたりすると、土日でも観光に連れていったりレストランを紹介したりと接待でかなり忙しいという話も聞きました。筆者がドイツに住んでいた頃は、週末にフランクフルト国際空港の到着ロビーに行くと必ず数名の日本人駐在員にお会いしまして、JALとANAの便が到着するとささっとゲート方面に歩いて行かれてました。ゲストのお迎えからお見送りまでも全て駐在員の仕事なんだよね、と苦笑いされてましたが、住む場所は海外でも仕事スタイルは日本式なのは本当に大変だと思います。
赴任先や任期は選べない
駐在員の赴任先や任期は、一般的には会社によって決定されます。駐在員は通常、会社のビジネスニーズやプロジェクトの要件に基づいて、特定の地域や国に派遣されます。そして赴任先や任期は、その地域でのビジネス展開やプロジェクトの進行状況、必要なスキルや専門知識などを考慮して選定されます。ですから、たとえ本人が南米に行きたいと志願しても、会社が重きを置くのが中国だった場合は中国に派遣されることになります。
そして、その国に延長して残りたいと希望しても、会社に「帰って来い」と言われれば日本に帰らなければなりません。反対に、もっと早く日本に帰りたいと志願しても任期中は滞在しなければならず、たまにあるケースだと任期終了後に日本に帰さずそのまま別の国に再配置させる企業もあります。どちらも本人が希望することは通常できません。
ただし企業によっては本人の希望を考慮してもらえる場合がありますし、特別な理由がある場合には相談できるケースもあります。また最初から「●●国の●●プロジェクトへの参加者を募集」という風に駐在員を募集する会社もあるでしょう。企業によるポリシーや条件については、社内で確認する必要があります。
必ず語学力が上がるわけでではない
日系企業の現地支店に駐在する場合、必ず語学力がアップする保証はどこにもありません。現地社員と仕事をする機会が多かったり、現地のお客さん相手をする機会が多い方だと英語やその国の言語を使う必要度も上がりますが、職場によっては日本人とだけの仕事を任される場合もあります。また現地社員とは言っても、現地に住む日本人を多く雇用している職場の場合もあります。もし駐在期間中に語学力を上げたいのであれば、自分で語学を勉強したりという努力は必要でしょう。
現地社員と駐在員の板挟みになることも
大手企業では、駐在員と現地社員との溝がある会社もあるようです。駐在員は仕事をさぼる現地社員に影で文句を言い、現地社員は英語を話さず殿様態度の駐在員に嫌気をさし…といった感じでしょうか。そういう職場だと板挟みになってしまい、苦労することになるようです。また同じ日本人同士でも駐在員と現地社員の意識が違うことはよくあるため、どちらにも嫌われないようにと変な気遣いをして疲れてしまうという話もよく聞きます。



私は昔、海外駐在員というのはいいとこ取りのおいしいポジションだとばかり思ってました。が、実際にドイツで日本人駐在員とお会いして話を聞くたびに、本当大変なんだなぁ~と感じました。もしかすると海外駐在員って良いイメージばかり先行しているポジションなのかもしれないですね。
さいごに:女性や若者でもチャンスはあるから諦めないで!
筆者が就職活動をしていた学生の頃は「いつかは海外駐在員になって、男性と肩を並べてバリバリ働くんだ!」と駐在員として働くことに夢を抱いていました。そして毎日のように大手商社や大手メーカーにエントリーしては面接を受けに行ってましたは落とされ、「やっぱり女性にはハードルが高いのかな…」と性別を言い訳にして勝手に凹んでいました。
実際、ドイツで仕事柄多くの日本人駐在員にお会いする機会があったのですが、その9割以上は男性で、ほとんどが30代半ば~40代後半の所帯持ちのベテランばかりでした。
やっぱりか…と思っていたのですが、数は少ないものの、20代の若い男性や女性の海外駐在員として活躍する方たちにお会いすることもあったんですよね。
聞いた話だと、会社が経費削減を理由にどんどん若い独身の従業員を海外に駐在させているようで(家族帯同で駐在させるとお金がかかるので)、また独身の方が新興国など家族に少し嫌煙されるような国にもフットワーク軽く行ってもらえるという理由から、若手の駐在員も増えてるんだそうです。あと競争力強化のために、アジアを中心に海外展開を進めている会社は増えてきてるそうですね。
あと出会った女性の駐在員たちは圧倒的に日系旅行会社と航空会社の方が多かったです。他にも会ったのは保険会社の営業やIT系の営業のポジションで駐在員になった女性たち。女性でも実力とガッツがあれば、駐在員を目指せる業界や企業があることに気づかされました。
結局は自分自身の意識とやる気次第で、誰にでもチャンスはあるんです!駐在員を目指している方には諦めず、ぜひ前向きに頑張っていただきたいです。




