海外で働くことになった場合、まず大事なのは一にも二にも英語です。さらに、英語圏以外の国でチャレンジしたい場合には、その国の言葉も必要となってくる場合があります。「言葉は片言でもうちでは働けますよ~」と言ってもらえる場合もたまにはありますが(日本食レストランなど)、それでも日本人ではないお客さんや現地の同僚とコミュニケーションをとるとなると、ある一定の英語力があった方が便利に越したことはありません。

英語の勉強法はいろいろあります。本もたくさん出ていますし、ネットでも情報が溢れています。ただ勉強法の合う・合わないはその人によって変わってくるので、色々ためして、自分に合うスタイルを見つけていくしかありません。
この記事では、筆者がアメリカ留学前や留学中に英語を勉強して効果的だと感じた方法や、ちょっとした英語力アップのコツをご紹介します。ちなみにこの記事は既に英語が話せて、今よりもっとレベルアップしたい(=ネイティブレベルを目指したい)という方向けではないので、そのような方は英語教室・教材編をご覧くださいね。
この記事はこのような方に書かれています:
・海外で働きたいor働く予定があるけれど、英語に自信がない
・今より少しだけでもいいから英語力を上げたい
・普段は仕事で忙しいので、隙間時間にできる英語学習法を知りたい
今よりちょっと上達する!英語学習法
自己紹介の練習
まずは、自己紹介の練習から始めてみましょう。子供の頃に英語を勉強した方は、自己紹介は言えば、名前に趣味、年齢、好きな食べ物、家族構成…と思い浮かべるかと思いますが、大人であれば自己紹介には仕事(職業)に関する簡単な説明も入れた方が深みが出ますよね。
それでは、自分の職業について簡潔に説明できるようにトレーニングをしましょう。まずは職業、業種、部署、仕事内容、人数、必要なスキル、これまで担当したプロジェクトなど、第三者に自分の仕事を説明する上で欠かせないキーワードを思い浮かべて片っ端からメモしていきます。わからない言葉は辞書やインターネットで検索し、メモに足していけばOKです。
このメモを取る際のポイントが、文章ではなく単語で書くということ。文章で記述しても暗記が難しく、実用的ではありません。例えば「I work as an engineer at ●●● department and my job requires XXX skills」と書いてしまと、それを文章でまるっと暗記しようとしてしまい、応用が利かなくなってしまいます。この場合は「engineer」「department」「skill」と単語で書いて覚え、それを自分の知っている簡単な動詞(I do…、I work…、I have to…などで組み合わせていき、ちぐはぐでも良いので内容を伝える練習をしていきましょう。
自己紹介は日本と同様、海外でもまず最初に求められるものです。プライベートはもちろん、仕事でも面接は自己紹介からです。人は第一印象で決まるので、最初に格好良く自己紹介ができるようになると、その後もスムーズに事が運ぶはずです!
英語の絵本や漫画から本デビュー
英語学習には本を読むことが効果的なのは間違いないのですが、いきなり難しい文学書や専門書を読んでも、早々と挫折するだけです。まだ読んで挫折するくらいなら良いのですが、最悪本を買っただけで読んだ気になる「積ん読」になる危険性大!!
ですので、英語コンプレックスをお持ちの方にまずお勧めしたいのは、子供向けの絵本や漫画本です。もちろん赤ちゃん向けの短い絵本だって、4コマ漫画だって、絵がほとんどの本だっていいのです。それをしばらく繰り返して、英語を見ることに抵抗感がなくなってきたな~と感じたら、少しずつ小学生向け絵本や漫画、あとは図鑑などに移行してみましょう。とにかく無理なくストレスなく、自分が負担に感じないレベルの本でOK!漫画ならドラえもんやドラゴンボールなど、多くの日本漫画が英語訳されているので、そういう漫画から入るのもいいですね。
それで慣れてきたら、次に進みたいのが雑誌や図鑑。ファッション好きならCOSMOPOLITANやELLEでもいいですし、ビジネス書に興味があるならレベルはぐっと高くなりますがTIMEやForbesでもOK。しっかり読むのは相当の英語力が必要なので、写真を見ながらパラパラ~くらいで大丈夫。
自分が日本語で内容を知っているものであれば、「この表現はこうすればいいんだ!」と新たに気付きながら案外スラスラと最後まで読めてしまうものです。そしてなるべく辞書は使わず、意味はなんとなく予想しながら読んでいくのがコツです。(辞書で一回一回調べるとそれが面倒になりますし、勉強している気分になって続かないので)
これを繰り返せば、アルファベットを見ることへの抵抗が少なくなり、自然と英語語彙力や表現力がアップできますよ!
海外ドラマや映画を観る
海外ドラマや映画が好きな方は、ぜひ字幕なしで鑑賞してみてください。「字幕を付けた方が耳で音を聞きながら日本語表現を見れるから翻訳の勉強になるよね!」という意見も間違ってはいないと思いますが、これを英語リスニング力がしっかりついてない方がやってしまうと、結局字幕ばかり目を追ってしまうことになります。
テレビやDVDにスロー再生機能があれば、ゆっくり再生して聞いてみるのもありです。YouTubeでも速度が変えられますね。
まずは既に内容を知っているドラマや映画からスタートするとすんなり理解できるでしょう。または上記の漫画と同じく、日本から海外に渡ったドラマや映画を観るのもOK!新しいフレーズを覚えたり、自分の知らない単語に出会うことができるため大変オススメの方法です。使える単語を覚えたら、メモを忘れずに!
新しく覚えた英単語は10回書く
英語力=単語力と言っても過言ではありません。英単語を多く知っていれば、多少文法に誤りがあっても、相手には言いたい事を理解してもらえます。ですから、まずは単語量を増やす努力をしていきましょう。
単語量を増やすためは日々新しい単語に積極的に触れ、覚えた単語をメモすることが秘訣です。そしてメモですが、最低10回は書いてください。「10回も書かなきゃいけないの?!」と抵抗を感じるかもしれませんが、手で書くことは覚えるために効果的なのです。そう、小学校の時に新しい漢字を10回書かされて覚えたのと同じです!人間はやっぱり目で見るだけよりも、手を使った方が覚えるものなんですよね。
10回書いた後は、単語帳に写して、隙間時間にパラパラと見るようにしましょう。スマホのアプリで電子化するのもアリですね。学生時代のテスト前に多くの人がやっていた地道な方法ですが、実はこれで効果を実感していただけると思います。
ちなみに、単語を覚える際には、その単語がどのような文脈で使われるかも重要です。例文やフレーズを一緒に覚えることで、単語の使い方やニュアンスも把握しやすくなりますよ。
恥ずかしがらず、多少オーバーに発音してみる
英語コンプレックスを持つ方は、読み書きはできるけど話せない、という方が圧倒的に多いです。がんばって話しても通じないし…と思うとなおさらモゴモゴうつむきがちに話してしまうかもしれませんが、英語で言いたいことを相手にしっかり伝えるコツは口を大きく開けてオーバーなくらいにハッキリ発音すること!Rはオーバーなくらいに舌を巻き、Aは指が3本くらい入る勢いで口を開け、THははっきり舌を噛み、Lは上の歯の付け根にしっかり舌をくっつける。最初は恥ずかしいかもしれませんが、モゴモゴ話していては尚更通じません。家族と同居されていて練習するのが恥ずかしい方は、シャワーを浴びながら発音練習すると、音がかき消されるのでお勧めですよ!
大きな声でゆっくりハッキリ英語を話す。日本語でも同じことは言えますが、相手につたわる英語を話すための鉄則です◎
外国人が多く集まる場所に顔を出す
会社帰りはよく飲みに行ってるよ~という方は一度ぜひ、外国人が多く集まるバーやmeet up(パーティー)に行ってみてください!東京などの大都市に限らず、外国人が一定数住んでいる市や町であれば、必ず外国人が集まる場所(通称、外人バー)が存在します。こういう場所は英会話学校とは違うので、みんな話すスピードも速いですし会話内容も相手ペースなので最初は慣れないかもしれません。しかしカジュアルな雰囲気なので、リラックスしながら覚えた英語を実践することができます。失敗したって誰にも迷惑はかけませんし、お酒が入れば自分も相手も細かいことを気にしなくなるものです。
注意点は、勇気を出して一人で行くこと!緊張するからと数人で固まっていくと、他の人が話かけにくいので交流できず、意味がありません。特に女性にはハードルが高いかもしれませんが、外国人女性は一人で参加する方も多くいますし、もし変な人が近寄ってきても毅然とした態度を取っていれば、次回からは寄ってこなくなるものです(笑)
そういった場所に興味があっても時間がなくて行けない、という方にはオンラインでのmeet upも増えているので参加してみるといいですよ。
海外旅行経験や外国人と接した経験が少ない方だと、外国人=アメリカ人と無意識に捉える方がけっこう多く感じます。これは私達日本人が学校で教わる英語がアメリカ英語で、英語の先生がアメリカ人で、海外ニュースもアメリカに関することが多くて…という歴史や環境の中で育ってきたため仕方がありません。
しかし海外に一歩出てみると、本当に色々な英語を使う人に出会います。アメリカ人でも南部訛りの人もいますし、ヨーロッパ人はBritish Englishを話す人が多いです。オーストラリア人はAussie Englishですし、インド人やアジア人は私達が聞きなれない強いアクセントで英語を話す人が多いです。
もしアメリカ以外の国に行く予定のある方は、このように異なる英語のアクセントに慣れておくために備えるために、YouTubeなどで色んな英語に聞き慣れておくことをオススメします。
まとめ:
より効率的に英語力を付けたいなら、自己紹介の練習→本や映画・ドラマで覚えた単語を書き留める(意味を調べる)→シャワーで発音練習→バーで実際に使ってみる、という流れで進んでいくのがオススメです。
ここで挙げたのは英語にコンプレックスを持つ方が気軽に生活に取り入れられる英語学習法で、学習の仕方は人によって合う・合わないがあると思います。人によってはもっと効率の良い方法が多くあると思います。ぜひこの記事をヒントに色々と試してみて、あなたに一番合った英語学習法を見つけてみてくださいね。

